1.エアゾール式簡易消火具とは?

 家庭内で発生した比較的初期段階での小火災の消火を想定した簡易消火具であり、くずかご、石油ストーブ、カーテン、天ぷら油等の火災に有効となるよう、薬剤の量、試験方法等について消防庁長官が定める基準に適合するものをいいます。
 エアゾール式簡易消火具は、日本消防検定協会という検査機関において、先の基準に適合するか否かについて鑑定試験が実施され、この試験に合格したものについては「鑑定合格ラベル」が貼付されています。

 
2.エアゾール式簡易消火具はどこで買うの?

 エアゾール式簡易消火具などの住宅用防災機器等を購入する場合の目安として「住宅用防災機器等の推奨制度」が設けられています。
 「住宅防火安心マーク」(通称「安心マーク」)は、住宅用防災機器等ごとに示す構造・性能等に係るガイドラインに適合し、施工が容易であることや、供給が適切に行われる等の推奨基準を満たしているものとして、住宅防火対策推進協議会が承認した機器等に表示されます。

 なお、推奨商品を販売する店舗には「住宅防火推奨商品取扱店」の表示をしていますので、住宅用防災機器等を購入する際の目安としてください。       

 
3.買うときの注意点!

ハロンを使用したエアゾール式簡易消火具は、「天ぷら油火災」に有効ではありません。  天ぷら油火災は、揚げ物中にその場を離れてしまった時など、ほんの少しの油断が引き起こす火災です。
 この天ぷら油は、油温が約360℃になると発火します。その後、急激に油温が上昇し約400℃になるとハロンタイプのエアゾール式簡易消火具では、ひとたび消火したように見えてもすぐ再燃します。これは、ハロンでは燃焼物を冷却する効果を持たないため、油温を下げることが出来ないためです。

 なお、強化液タイプのエアゾール式消火具を使用すれば冷却効果を持つため、上昇した油温を下げ、ほぼ確実に再燃することなく消火することが出来ます。

 天ぷらを揚げている最中にその場を離れるときは、弱火でも油温が上昇して火災になる危険性がありますので必ず火を消しましょう。消火も大切ですが、火災にならないように日頃から心掛けることが大切です。

 
4.ハロンとは?

 フルオロカーボン(通称フロン)のうち臭素を含むものが通称ハロンと呼ばれています。ハロンは、高絶縁性、低毒性、高浸透性、低汚損性等の利点を有する優れた消火剤ですが、フロンと同様にオゾン層を破壊する性格があります。
 我が国では、1994年以降ハロンの生産等を全廃し、回収・再利用、他の消火剤に代替できない不可欠な分野以外への新規設置抑制などの取り組みがなされています。

 
5.強化液とは?
 カリウム、ナトリウムなどのアルカリ金属塩類等の水溶液であり、水系であるため浸透性が高く、火災に対して冷却・窒息・抑制の作用があります。
 
 ※このほかにも「エアゾール式簡易消火具」についての情報は、下記のホームページでご覧になれます。(※実験等の動画もあります。)
 
 ■総務省ホームページ http://www.fdma.go.jp/html/life/shokaki/halon.html